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腰掛け気分のとらばーゆは駄目!
新卒採用であれば誰もが社会人として働いた経験がないわけですから、採用する企業側としてもその個人が持っている適性や可能性で評価して採用します。
しかしとらばーゆをするうえにおいての中途採用者の価値とは、基本的に経験と実績がすべてがものをいいます。
社会人としての一定の経験を踏まえて評価されるわけですから、学生気分が抜けきらないような人は採用されません。
現在の日本においてはなんといってもまず精神的な自立が求められています。
ここ2〜3年の成人式での報道などを見ても、年齢的、肉体的には十分に成人にふさわしいのに世の中では、「今の若い人たちは、実際の年齢に対して、7掛け、8掛けぐらいの精神年齢だ」といわれているようです。
一説には「30歳成人説」というものもあるほどです。大学時代はモラトリアムでも、就職というイベントを境にそのモラトリアム状態から脱却していくのが一般的です。
しかし、最近の傾向としては、学校を卒業してとりあえず就職はしたものの、働き始めてもモラトリアムが延長されている、モラトリアム気分が抜けきらずに残っているという人が多いようです。
原因には少子化が進んでいるのもあるかもしれません。親側が子供たちを手放さないのですね。
子離れ、親離れができずに依存していく生活では、精神的な自立はおぼつかないことはわかりきったことです。
こんなことではとらばーゆなどという自分の今後の人生を大きく左右する出来事を上手く乗り切れるかというと、NOと言わざるを得ないということになります。
とらばーゆ先の企業を品定めするよりも、先ずは現在の自分の力量を知ることが必要な人が多いようですから困ったものです。